クリニックの開業をお考えの先生方にとって、
「開業場所の検索」が大きな問題であることは、言うまでもありません。
一旦開業すれば、基本的には10年、20年とそこで診療をする訳ですから、
自宅からの通勤時間や患者層も重要な条件となります。

科目によっては、駅前が望ましいものもありますが、
駅前を中心に医療ビルの建設ラッシュだった頃もあり、
今となっては主要な駅前には、無い科目は非常に少なくなっています。
そのため、最近では住宅地に近い幹線道路沿いや、
ショッピングセンター近くなど、郊外で開業される先生方が増えています。

ショッピングセンターの中となると、買い物ついでに寄ってもらえるとか、
場所の説明をしやすいなど、メリットもありますが、
坪当たり2万円など賃料も高くなりますし、
駐車場から遠いなど、建物の中に入ってしまう事によるデメリットもあります。

そんな状況の中、郊外で開業する際のパターンをお伝えしたいと思います。

1.ドラッグストア(スーパー)併設型建て貸し
郊外のドラッグストアは、駐車場も広く作られており、
40~50坪程度の建物なら建てられます。
処方箋薬局併設の所もあり、好都合です。
平均的なドラッグストアで一日400~500人程度は買い物に訪れますので、
認知されやすいという利点もあります。
この場合、ドラッグストアに建物を建てて貰い、賃貸するという形になります。

2.単独型建て貸し
地主さんに建物を建てて貰い、賃貸するものです。
クリニックに適当と思われるエリアの土地で空き地を探し出し、
地主さんに直接交渉したり、
建て貸しで貸したい地主さんを建築会社や不動産会社で探します。
そこに、ある程度の希望を伝え、地主さんの費用で
建物を建ててもらって借りることになります。
内装は先生が自分でするケースが多いです。

3.借地自己建築
土地を借りて、自分でクリニックを建てるものです。
土地の場合は、当然エリアによりますが、だいたい坪数千円のレベルです。
駐車場を広く取ったとしても150坪あれば十分と言えます。
坪2,000円とすれば、150坪で30万円です。
そこにクリニックの建築費用が必要になります。
ただ、賃貸契約形態を慎重に吟味することと、
調剤薬局をどうするかは考えないといけません。

4.土地購入自己建築
一番費用がかかる方法です。
土地を買い、自分ですべて建てるものです。
家賃は必要ありませんし、引退するとしても財産は残ります。
また、将来承継医師を見つけて権利を売り、
医院を貸して賃料収入を得るという事も可能になります。
publicdomainq-0005708jhx

 

 

 

 

 

 

 

 

全てにメリット・デメリットはありますが、
細かな試算・解説については、またお伝えしたいと思います。

また、オールメディカルでは、関西圏で開業をお考えの医師向けに、
医院開業セミナー(無料)を開催しております。
ご参加の先生には、コンセプト設計・物件検索も無料で対応いたします。
ご興味ございましたら、ぜひご参加ください。
セミナーの詳細はこちら