ある院長先生のお話しです。
医局勤務の後、1憶5千万円の借金をして、土地を買い、建物を建てて開業されました。
30数年間その地で、地元の患者さんに愛され、地域医療に尽力されてきました。
開業当時には小さかった息子さんも医学の道へと進み、幸い同じ科目の専門医となられました。
医局人事の区切りもついたので、院長先生は、息子さんを副院長として迎え入れることとして、
内装の大改修と医療機器の刷新に約6千万円かけられました。

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それから2診体制で診療を続けておられましたが、やはりうまくいきませんでした。
まずは、副院長とスタッフがうまくいきませんでした。
スタッフの中には、数十年院長と共に医院の発展の為に頑張って来ておられたのですが、
その息子さんである副院長の方針にどうも納得がいきません。
他のスタッフも同様で、副院長のあまりスタッフを信用しない姿勢や態度にも疑問を持つようになりました。
また、院内の体制も、院長先生は紙カルテで院内処方、副院長は電子カルテに院外処方というダブルスタンダードも
医院の効率悪化とスタッフの負担増加にも拍車をかけました。

スタッフ全員が、「もう副院長先生の指示には従いたくありません。」と院長先生に直訴するまでには、
それ程時間はかかりませんでした。

ただ、副院長も勤務医から開業医への転身で、彼なりに頑張っていたので、
スタッフの反旗には驚き、失望もしてしまいました。
勤務医と違った責任の重圧、親である院長先生との診療方針の違い、雑用の多さも重なり、
ついに自分は開業医は向いていないという結論に至り、院長先生と話をしました。

院長先生は、引退も考えていただけに、当然強硬に反対をしました。
リスクもなく、患者も来ているクリニックの開業医に何の不満があるのか、理解に苦しみました。
結果として、副院長は勤務医に戻り、院長先生はクリニックで診療を続けることを断念せざるを得ませんでした。
親子の仲にも溝ができてしまいました。

以上のお話しは、院長先生から聞いた顛末です。

やはり、ここで一番悔やまれるのは、息子が副院長として加わった段階で、
院長先生が自分の引き際を考えておられなかったところです。
その為にダブルスタンダードができてしまい、全員に負担を強いる結果となってしまったのです。

勤務医に戻られた息子さんのお話をお聞きすることは叶いませんが、
院長先生がおられなければ、副院長先生としても、それなりにやっていかれたのではないかとも思います。

親子承継は、「うまくいかない、難しい」という意見は非常によく聞きます。
この院長先生の例は、あまりにも典型的で、お互いにとって残念なお話しです。

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制定日  平成26年6月1日
最終改定日  平成27年6月1日

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