りくさと健康クリニック 院長 陸 馨仙 先生
以前から開業については意識しており、
物件探しから始めることなどは何となく情報を得ていましたが、
通常の業務をこなしながら具体的に動きだすことができないでおりました。
そんな中、コロナ禍で世間が揺れる最中に、
高齢になっていく親と過ごす時間をとりたい、
やりたいことができる人生の時間は残り少ない、
そういう思いが強くつのり始め、
ほぼ見切り発車の状態で開業準備に踏み切りました。
長年やりたいと考えていた診療と自分の時間を何とか持ちたいという願望の兼ね合いを考えながら、
今思えば短期間にすべてを同時に進めていくという、
やや無謀なスケジュールを描いていたため、物件探しから難航しました。
はじめに御縁をいただいた時から、なかなか自身の本音を伝えることにも抵抗感があり、
遅々として進まなかったと思います。
ですが、そういう私の未熟な部分があるにも関わらず、
オールメディカル株式会社様は根気強く、私の意向を確認してくださいました。
話を進めていくうちに、保険診療を軌道に載せることをまず考えて、
クリニックの設計を考えていかなくてはならないこと、
他の診療は追加していくという方法も飲み込めてきて、
舵を切る要領を徐々にわからせて頂きました。
道半ばで、幅広い領域に集中力をもって臨むことが難しく感じることも多々ありました。
その時にオールメディカル株式会社様から温かい叱咤激励の言葉をいただいたことを覚えております。
開業は、一人ではまず不可能であり、
近親者の協力も得る予定でしたが、皆未経験でなかなか腰が重く、
思ったとおりの動きができない中、社長様の一言で発奮し、
一気に前に進みましたことを覚えております。
プロのノウハウをもってして、引き上げて下さったと思います。
そのまま弾みがつき、流れに乗ってオープンまで辿りつくことができました。
物件、設計、開業資金準備、各種届出、医療機器、スタッフ、
そして自身のこだわりなど、数々の山場で悲喜交々ありましたが、
その道のりは、普段の自身の生き様が反映されていることがしみじみと感じられました。
医師が実際にその現場で専門領域の異なる人たちと交渉を重ねること自体が本当に大変なのですが、
そこは見守っていただきながら、細かな調整を行ってくださいました。
こちらの準備不足が大きかったにも関わらず、
どうすればそこまで到達し、スタートラインに立つことができるのか、
見守って頂きリードしてくださったのだと今はわかります。
開業すればこれで安心というわけではなく、
これからが始まり、最後までその生き方を全うし、
前進していくことが私にとりましては大切で、
人生は常に本番であることを思い起こさせてくれた開業準備の期間でした。
開業の方法にも様々な考え方がありますし、
時代も移っていき、どれが本当に正解なのか、それはわからないです。
ただ、背中を押し続けてくださり、
引き上げ続けてくださったオールメディカル株式会社様のバックアップとリードが無ければ、
私は今ここにいなかったと思います。
本当にありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。