今、開業に向けて進めさせていただいている先生からご相談を受けました。
その先生は、郊外の国立医大に属しておられます。
よくある話ですが、暗黙の了解として対局したい場合には、
1年前に告げるという「1年前ルール」があるとの事でした。
私は、以前、医師の人材紹介を行っていたこともあり、
こういったご相談は非常に良く受けてきました。
退局については、都心部だと近年は緩やかになってきており、中には「去る者追わず」的に、
自由にすんなりと退局できるところもあれば、上司や教授の了承が得られないと辞められず、
やむなく「強行突破」された先生のお話も良く聞きます。
ただ、その先生は属しておられる大学の地元で開業されるので、
角が立つことは望まれず、円満退局が必須です。
医局の状況をお聞きして、最初は小出しに医局長あたりに近々開業を考えている旨を伝えると言う事と、
退局の理由として、ネガティブ要素(上司が嫌だとか、当直をしたくないとか、通勤が大変だとか)
を言わないと言う事を軸に、色々とお話をさせて頂きました。
一番は、開業の意思が固く、どんな条件を出されても退局させて欲しいと言う意気込みを見せることだと思います。
そうすると、来年の秋までとか、変わりが見つかるまでとか、
〇〇先生が資格を取るまでとか、医局側も、条件を出してきます。
そこから、折り合えるポイントを探っていけばよいと考えています。
先輩医師や同僚に聞いても、どの様にしたらいいのか誰も教えてくれないとの事でしたので、
少しでもお役に立てたのなら、嬉しいです。
オールメディカル株式会社では、セミナー時に開業支援だけでなく、そこへ至る進路相談や、キャリア形成のご相談も受け付けております。
セミナーの詳細はこちら