医院開業プロデューサーの上尾正之です。
今日は、開業セミナーでもよくあるご質問から、銀行融資の事について書きたいと思います。
既にご存知の方も多いかと思いますが、これから融資を受けられる先生方にしてみれば、
住宅ローン以来の銀行との対峙かと思いますので、あえて書かせて頂きます。

通常、開業の際私共がご紹介するのが、市中銀行です。
メガバンクと言われる都市銀行より、地方銀行というジャンルの銀行が多くなります。
一昔前はメガバンクも、開業医向けのメニューを持っているところもありましたが、
今となっては、あまり相手にされなくなりました。
付き合い上、相手にしてくれたとしても、利息は地方銀行とは比べ物にならないくらい高いものです。
(もちろん、私の勝手な印象であり、例外もあるかと思いますが)

また、他には政府系の金融機関や、医師信用組合というところもありますが、
いずれも不動産や有価証券の担保を要求されるうえ、基本的に保証人も要求されます。
加えて、融資の上限額も必要額に届かないことも多いので、結局他の銀行からの融資も必要なことを考えると、
現状の利息のトレンドでは、銀行だけで融資を賄う事も多くなります。
現在の利率としては、銀行やエリアによっても多少違いますが、1%前後となります。
bank

 

 

 

 

 

 

手順としては、事業計画を作り、いくつかの地方銀行に声をかけます。
すると、銀行としては、先生に会いたいと言ってきますので、開業場所の近くの支店等で面談を設定します。
必要書類としては、事業計画のほかに、医師免許証、確定申告3期分、銀行通帳の写し、運転免許証の写し、
履歴書、そして内装工事の見積書など、事業計画の元となる裏付け資料です。

そこで、銀行としては、患者さんに支持されそうな先生か、どんな思いで開業されるのかを聞いてくるのです。
そこで問題がなければ、銀行の本店に決済が回り、融資決定となります。

面談をしてから、決済が下りて融資決定となるまで、通常3週間程度かかります。
この時点で概ね開業前の3~4カ月前となります。

それから内装工事にかかるので、内装工事代金の半額分プラスアルファを融資してもらい、
残りは開業日前後に融資額の残り全額を融資してもらうという流れになります。

いずれにしても、開業となると、今までで一番大きな金額の融資を受けられることも多いので、
どの先生も緊張されることが多いです。


 

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