先日、開業希望の先生とお会いさせて頂きました。
その先生は、当社の開業セミナーに来ていただいた先生で、お会いするのは2回目でした。
開業セミナーの際にも15分程度はお話しさせて頂いていたのですが、
今回はゆっくり時間を取ってお話しをと、当社の人間1人を連れて、3人でお会いしました。
お食事をしながら色々とお話しをさせて頂きました。
先生は、現在医局を離れてお知り合いから紹介された医療法人の勤務医をされているのですが、
教授から大学に一旦戻ってこないかと声をかけられているとの事で、
開業か、一旦大学に戻るのか、迷っておられるとの事でした。
こういったお話しの際は、当然当方が、どちらがいいとか悪いとか言える問題ではありません。
先生に色々と質問することにより、ご自身でも気付いておられない、深層心理の本当の願望を探りました。
夜の19時にお会いして、食事をしながら話しをし、お別れした22時前まで、3時間弱の面談でした。
まだ先生の結論は出ていませんが、気づいて頂いた事も多かったと思います。
どうして医師になられたのか、から始まり、家庭環境、仕事への想いや座右の銘など、
本当に色々とお話しいただきました。
そして最後には、「開業を勧められる訳ではないので、更に信頼する気持ちが湧きました」と言って頂きました。
私たちは、常に先生には悔いのない選択をして頂きたいと思っていますので、当然の事です。
先生に開業に対して意志が固まっていない場合や、ご家族の同意が得られていない場合など、
期が熟していないと判断させて頂いた場合には、あえてインターバルを置く事にしています。
今の時代、競合もたくさんある中で、負債を背負ってスタートする医院開業ですから、
当然院長となられる先生には、腹をくくって頂く必要があるのです。
当然、お金があれば、誰がサポートしても恐らく開業はできますが、開業後の長い道のりを考えると、
院長先生=経営者として、どれだけ覚悟ができているかが一番重要だと考えているからです。
私たちの仕事は、その意識づくりからだと言っても過言ではありません。