近年、市街化調整区域内での開業のご相談が増えています。
最初は市街地での開業物件を探されていたものの、駅近の物件は少なく、賃料も高価であり、
また既に競合医院が多いといった点から行き詰まって相談を頂くといったケースです。
先生のご希望エリアから開業地を探索すると、好適な土地が市街化調整区域といったこともよくあります。
ちなみに、市街化調整区域とは、以下の区域の事を指します。
都市計画法の定義としては、「市街化を抑制すべき区域」とされる。
都市計画を実施するにあたって、乱開発を阻止し環境を保全し、人口の枠を決めるため都市を2分割する必要があるのです。
この区域では、開発行為は原則として行わず、都市施設の整備も原則として行われない。
つまり、新たに建築物を建てたり、増築することを極力抑える地域となる。
ただし、一定規模までの農林水産業施設や、公的な施設、および公的機関による土地区画整理事業などによる整備等は可能である。
市街化調整区域は、国土の約10.3%を占めている。
端的にいうと調整区域とは、繁華街から少し離れて田んぼや畑が広がっているような場所です。
『人がいないのでは?』と不安を感じられるかもしれませんが、
郊外では、単純にその土地周辺の人口よりも、人が集まる要素のあるエリア人口に着目したいと考えます。
インフラ面等注意すべき点はあるにしても、立地次第ではクリニック開業に非常に好適だといえます。
実際、調整区域内で開業されて盛業されているクリニックが多くあります。
市街化調整区域には、充分なメリットがあるからです。
・その土地自体に人口が少なくても、車の至便が良ければ、十分に集患できる
・土地の価格が安く、予算を他のことに回せる
・圧倒的に競合医院が少ない
・広い土地を買う(借りる)事ができる
・患者さんやスタッフの駐車場を十分に確保できる
・先生の理想の戸建てクリニックができる
・クリニックの建物が目立ちやすく、広告塔になる
・将来の増床など拡張性がある
田んぼや畑ばかりがある「市街化調整区域」で開院することに、抵抗を持たれる人も多いかもしれません。
兵庫・奈良・滋賀では非常に多い調整区域。
クリニックの建設は調整区域内でも不可能ではないので、妥協することなく、諦めてしまわず、
候補としてみることで、可能性がグンと拡がります。
私共は、先生の『ここで開業したい!』が見つかるまで、とことん協力致します。
丹念なリサーチとサポートで、先生に喜んで満足いただけることをお約束します。
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